耳下腺炎性睾丸炎とは
耳下腺炎性睾丸炎(じかせんえんせいこうがんえん)とは、おたふくかぜのことで、耳下腺炎になった人の約20%が睾丸炎をおこします。耳下腺炎性睾丸炎の症状は、40度近い高熱と、吐き気、嘔吐などをともないます。睾丸はかたく腫れて、陰嚢は赤くなり、むくみがおこります。強い症状は、数日で治りますが、睾丸が小さくなることがあり、特に両方おかされた場合、男性不妊の原因になることもあるので注意が必要です。耳下腺炎性睾丸炎の治療は、安静にすることと冷湿布くらいで、抗生物質も効果がありません。耳下腺炎になったときに、回復期の患者さんの、血清や、γ(ガンマ)グロブリン注射をすると発病を防ぐことができます。
いんのう【陰嚢】
陰茎の基部にあって、精巣(睾丸(こうがん))および精巣上体(副睾丸)を入れている袋状のもの。特殊な平滑筋層をもち、その収縮・弛緩(しかん)によって温度調節をする。ふぐり。
いんのうすいりゅう【陰嚢水瘤】
陰嚢水瘤とは、先天的あるいは、睾丸や副睾丸の炎症や腫瘍でなどで、睾丸周囲の中に液体がたまるもの。
急性睾丸炎(きゅうせいこうがんえん)
急性睾丸炎には、大腸菌、ブドウ球菌など、細菌の感染によるものと、後部尿道炎に合併して感染するものがあります。睾丸炎の症状は、睾丸の痛みと腫れ、そして高熱をともなうことです。睾丸の痛みは強い自発痛と圧痛で、陰嚢の皮膚は赤くなって、むくみがおこり、炎症のために、陰嚢水瘤をおこすこともあります。発熱は、7~10日くらいで下がり、後遺症はありません。治療は安静にして、提睾帯(ていこうたい)というサポーターで睾丸を持ち上げておきます。睾丸を冷やすと痛みが軽くなりますが、陰嚢は、低温に弱く凍傷になりやすいので、氷嚢は、直接あてないようにします。抗生物質を用いると効果的です。
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